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建築知識

第10回

鉄骨の建物を扱うには認定が必要

 鋼材の厚さが6㎜を境に重量鉄骨と軽量鉄骨に分けられますが、鋼材を扱う業者も大きく異なります。木造の梁の一部に使用する場合などは工務店・大工さんクラスでも使用可能ですが、建物の全てが鉄骨造となると、鉄骨専門の工場でないと扱えません。
 鉄骨の専門工場は扱う鋼材の厚さや建物の規模によりJ~Sグレードの5段階で国土交通大臣が認定しています。ではどのグレードの工場を設計事務所などが指定するかといえば、一般的には軽量鉄骨を扱うならJグレード、3階建て位ならRグレード、工場など少し大きめの建物ならMグレード、高層ビルや1万㎡を超えるような建物ならHグレード以上ではないでしょうか。
 鉄骨工場を設計図で指定する際にグレードの高い工場に出せば良い製品ができるかといえばそうではありません。かけ離れたグレードの工場に出すと下請けに出されてしまう可能性が大きくなるからです。以前に私の事務所で設計した3階建ての小さな建物で、設計図での指定はRグレード以上であったのですが、建設会社は一ランク上のMグレードの工場を使うことになりました。そして、鉄骨の加工、溶接を終え、超音波探傷試験を行いましたら全箇所欠陥の報告が上がり、結果的には作り直しになってしまいました。試験会社の担当者によれば故意に手を抜いて欠陥を作ったのではなく、普段から正確な溶接の方法で行っていなかったからではないかということでした。実際の溶接を行っていたのは下請けの工場だったのが後から判明しました。街でよく見かける鉄工所は認定工場でないところも少なくなく、鉄骨階段や手摺りなど構造駆体でなく面倒な作業が多い部位を作っています。

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