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建築知識

第3回

木造の建築工法(軸組工法、ツーバイフォー工法)

1.軸組工法

軸組工法は木造在来工法がその代表例です。軸組工法は前回に説明しましたピン構造が基本です。構造体は柱と梁などの横架材で構成され、地震や風等の横からの力に対しては、柱を斜めに支える筋交いで垂直方向の揺れを、梁を斜めに支える火打梁(ひうちばり)により横方向の揺れを対抗しています。
最近では、工事を簡易にするために筋交いや火打梁の代わりに構造用合板を壁や床に張ることが多くなりました。そうすることにより建物の剛性が高い(固さが強い)建物になります。地震が起きたときは、地盤が柔らかく地震周期が長い下町地域では建物の固有周期が短い(剛性が高い)建物は有利に働きますが、地盤が固く地震周期が短い山の手地域では剛性が高い建物は固有周期が短いため、共振をおこしやすく不利になります。地盤が固い地域では、建物が剛性が高くなく粘りのある建物の方が有利です。(「有利、不利」という言葉は、「壊れ難い、壊れ易い」という言い方をしてもよいのですが、筋交いや合板が規定通りに入ってしっかりと施工してあれば壊れないので、「有利、不利」という言い方をしました)。 在来工法は軽量で施工し易いのですが、構造体である木を石膏ボードのような不燃材で囲わないと防火・耐火性能は劣ります。

2.ツーバイフォー工法

 北アメリカで広く使われている工法を昭和40年頃、我が国に導入したもので主要部材の基準断面が2×4インチ(約4×9cm)であることからツーバイフォーの名がつきました。2×4材を 枠組にして構造用合板を張った壁・床によって構成された壁構造の木造工法のため枠組壁工法ともいいます。
 壁構造であるので風や地震などの横力に対しては非常に強く、構造体である壁が内部に空気層をもった壁パネルのため断熱・保温性能は優れていますが、気密性が高いため、高温多湿の日本の風土では換気には十分気を配らなければなりません。外壁や間仕切り壁自体が構造体のため、将来の間取り変更は難しいといえます。

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