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- 第27回阪神大震災以降変わった耐震基準(RC・S造)
第27回
阪神大震災以降変わった耐震基準(RC・S造)
阪神大震災では、RC造のピロティ部分(マンションの1階の駐車場など、上階は壁が多いのに1階の壁が少なく柱が樹立している部分)の崩壊が多くの建物で生じた。新耐震設計だからといってピロティ部分のある建物の1階は弱いことが分かったため、ピロティ柱の設計において大幅な強化が行われたのです。
さらに、S造の被害状況をみると、第三世代の建物でも無被害が32%、柱などが崩壊して修復が不可能になった建物が32%と被害建物が大幅に増加していました。この原因は設計的には強化されたものの、それを工事する際の溶接欠陥が多かったからなのです。その結果、溶接の管理と検査の徹底が指導されました。
さらに、S造の被害状況をみると、第三世代の建物でも無被害が32%、柱などが崩壊して修復が不可能になった建物が32%と被害建物が大幅に増加していました。この原因は設計的には強化されたものの、それを工事する際の溶接欠陥が多かったからなのです。その結果、溶接の管理と検査の徹底が指導されました。