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第17回
100年コンクリートも夢ではない
コンクリート造は、前回説明しましたようにコンクリートの中に鉄筋が挿入された構造物です。鉄筋は鉄骨造と同様にメンテナンスが十分に行われて錆びなければ何千年でも劣化はしません。一方コンクリートは時と共に劣化していくのです。そう考えると、鉄筋を錆びないようにすること、コンクリートを劣化し難くすること、この二点が保持できていれば鉄筋コンクリートは長期の間構造物として存在し続ける事ができるのです。
よいコンクリートであれば100年など問題ありません。その証拠に1908年(明治41年)に工事された小樽市高島の小樽港北防波堤は海水と寒風に曝されながらも厳然として今も存在しているのです。コンクリート構造物に慣れていない昔だからこそ、一生懸命、注意深く施工し100年コンクリートを実現できたのです。
ところが、現在のコンクリート造は「コンクリートが危ない」という本が出ているように、皆さんが思っているほどには質が良くないコンクリートも少なくありません。しかし、わずかな知識があれば100年コンクリートは可能なのです。次回から数回にわたりそのわずかな知識を解説してみたいと思います。
よいコンクリートであれば100年など問題ありません。その証拠に1908年(明治41年)に工事された小樽市高島の小樽港北防波堤は海水と寒風に曝されながらも厳然として今も存在しているのです。コンクリート構造物に慣れていない昔だからこそ、一生懸命、注意深く施工し100年コンクリートを実現できたのです。
ところが、現在のコンクリート造は「コンクリートが危ない」という本が出ているように、皆さんが思っているほどには質が良くないコンクリートも少なくありません。しかし、わずかな知識があれば100年コンクリートは可能なのです。次回から数回にわたりそのわずかな知識を解説してみたいと思います。