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建築知識

第21回

コンクリートの品質を高めるには

コンクリートの品質は(1)ひび割れが起きにくい(2)劣化がし難い、この2点につきます。
品質を高めるには、①水セメント比を低くして②打設をしっかりと行い③養生期間を十分に取ることです。
①②水セメント比とは、コンクリートの中のセメントの重量に対する水の重量の比率のことで、コンクリートはセメントが水と結合し水和反応を起こして硬化する最低限の水があれば残りは遊離水として粗骨材や鉄筋の下などにたまりやすくなり、水が蒸発すると空隙になってしまいます。遊離水も少なすぎると流動性がなくなりセメントと砂利が分離したジャンカ状態が生じやすく、鉄筋との一体性がそぐわれます。しかし施工性を求めて水が多いと上記の理由で空隙が多いコンクリートとなりひび割れが起きやすく耐久性が劣るコンクリートになってしまいます。
 水セメント比はスランプ試験といって建築現場でメガホンを大きくしたようなものにコンクリートをいれているのを見たことがないでしょうか。そこにコンクリートを流し込んで突き固めてからゆっくりと引き上げてコンクリートが下がった高さをスランプ値といいます。スランプ値が低ければ水の少ないコンクリートということになります。通常は18cm以下が基準ですが15cm位の方がよいのですが現場がいやがります。諸外国では12cm位は当たり前なのですが、地震国の日本では鉄筋が多いため、スランプが10cm位のものを流動化剤という混和剤を混ぜて18cm位にして打設するのが望ましいのですが、コストアップになるため難しいのも現実です。国で決めれた基準では18cm±2.5cmとなっており20~21cm位で施工している現場も少なくありません。21cmを超えるようなコンクリートは「しゃぶコン」ともいわれ、完成後には必ずひび割れなどの欠陥が生じてしまいます。

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