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第35回

がらんどう

がらんどうというと、建築的には「伽藍堂」と書きます。「伽藍」とは寺院を構成する建物のことを言います。「堂」というのはもともと大きな建物、立派な建物をさす言葉で、今でも「講堂」などに使われていますが、それ以外にも「威風堂々」「正々堂々」など小細工なく貫録ある様子を表わす時にも使われますね。そこから技芸などが熟練した様を「堂に入る」などとも言うようにもなりました。
 つまり「伽藍堂」とは本来寺院を構成する大きな建物のことで、寺院の主要な七つの建物を具備しているものを「七堂伽藍」と呼び、その内容や名称は宗派によって異なります。
 
清水寺のように観光名所となっていつも人であふれる神社仏閣ではあまり感じられないかもしれませんが、本来こうした寺院の広く大きなお堂などは、人や物が少なく、静かなものです。そこからこのような閑散とした感じや何もない状態を表すのに「がらんどう」という言葉が使われるようになりましたが、現在では部屋の広い狭いに関係なく、たとえば引っ越し後のワンルームマンションなどにも使います。「がらんとした」という形容詞も語源はこれ。
 これらが転じ、今では財布の中に何も入っていない状態、つまり「無一文」のことも「がらんどう」というようになりました。
 ここまでくると本来の意味からあまりにもかけ離れ想像もつきませんね。せめて頭の中まで「がらんどう」なんてことにならないように注意しましょう!

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