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第10回

鳥の子♪

和室の内装でよく使われるのが、
鳥の子紙(とりのこがみ)。
これは、和紙の種類の1つで、雁皮(がんぴ)を主原料とした上質な和紙のことです。
福井県・兵庫県産のものが有名で、越前鳥の子・播磨紙(はりまがみ)ともいわれます。『越前奉書紙』と共に越前和紙の代表的な紙として広く知られている紙で、平安時代には斐紙(ひし)と呼ばれていました。
しかし紙の用途が文書のほかに生活の各方面に用いられるようになり、紙質も変化。その滑らかな肌合いと色が鶏の卵に似ているところから「鳥の子」と呼ばれるようになりました。滑らかで字が書きやすく、虫の害が少ないことから「肌なめらかにして書きやすく、紙引き締まって永く保存するに適す、紙の王者と呼ぶにふさわしい」と古人は記しています。
中でも「越前鳥の子」と呼ばれた鳥の子紙は格別の扱いを受けました。「越前鳥の子」の持つ気品と風格は、越前和紙の代表にふさわしいものであり、現代の印刷技術にも充分応じていくことのできる最高級の和紙です。
現在、手漉きの鳥の子を「本鳥之子」と呼び、原料によって、特号(雁皮)、1号(雁皮と三椏)、2号(三椏)、3号(三椏とパルプ)、4号(パルプと麻)としており、それぞれ美術用紙、高級襖紙などとして使いわけられています。
「上新鳥の子」といった、機械抄きの一般住宅でも取り入れやすいものも作られています。
鳥の子の主な用途としては、和風の襖(ふすま)紙が主ですが、その他インテリアや、保存用記録用紙、出版用紙、製本装丁用紙、美術印刷用などとして広く用いられています。

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