第39回
ひかる

答えは、「癖をとる」という意味です。「ひかる」=「癖をとる」では、まったく想像がつきませんね。具体的にいうと、「癖をとる」とは、普段建築材料で木材を使いますが、木材は、鉄とは違い曲がったり、ねじれたりしています。いくら手をかけてまっすぐにしても、微妙に狂ってしまうものです。例えば、柱などに、鴨居などを取り付けるときに、双方の柱がねじれたりしていると普通にまっすぐ切っても隙間など出来てしまいます。その隙間が出来ないように柱のねじれに合わせて切ったり削ったりすることを「癖をとる」=「ひかる」と言うのだそうです。ほかにも、丸太の仕口や靴石などの舐める作業する事も「ひかる」と言うこともあるそうです。
