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第51回

杮(こけら)落とし

新築、または改築した劇場での一番最初の興行のことを「こけら落とし公演」という言い方が頻繁に使われていますね。
実はこの「こけら」というのは、材木を削るときに出る細片(削り屑)のことで、建築工事では、最後に屋根に残った削り屑を払い落として綺麗にし「こけら落とし」をしていました。
工事の最後の木屑を払い落として、新生活が始まるということで、新築劇場などの初興行のときに使われるようになりました。
また、一説には出雲の阿国がはじめた歌舞伎の言葉で、「書き通す」という意味が語源とも言われています。
ちなみに、「こけら」を漢字で表記する場合、「木屑」などとも書きますが、「こけら落とし」の場合は「杮」の字を用います。(柿と似ていますが、字が違います)
その理由は、定かではありませんが、縁起を担ぐ演劇界では「屑」が縁起の悪い言葉として捉えて「杮」という字をを使うようになったのかもしれません。
本来、「杮」には2通りの意味があったのをご存知ですか。
一つは今申し上げたように「木屑」という意味です。
そして、二つ目は屋根の構造の板葺きの一種で「こけら=うすい木片」を重ねて敷き詰めた屋根のことをさしています。昔は木造が中心で、葺き板の屋根が多かったのですが、現代は建物はコンクリートや鉄骨製が多くなってきたので、このような屋根はなかなか見かけることが少なくなってきたので、実際はこけら落としをする機会も減ってしまったのでしょう。

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