第65回
しゃぶしゃぶ

そんな「しゃぶしゃぶ」と言う言葉も建築業界用語で使うことがあります。

現場では「この塗料をしゃぶしゃぶにして・・・」「しゃぶしゃぶの塗料で塗って!」なんていう言葉が飛び交っているのかと思うと面白いですね。
ちなみに、生のコンクリートに一定以上の水を加えた生コンのことを「シャブコン」といいます。通常の生コンは水セメント比が55%~60%、つまり100のセメントに対して55%~60%程度の水が加えられています。水の比率が小さくなるほど、コンクリートの強度が高くなる特性がありますが、生コンが硬くなるため、流し込みにくくなります。
シャブコンを使う場合というのは、規模の小さな建築現場の場合、ズボといって簡易型の基礎で施工することがあるのですが、その場合は、地面に掘った穴が極端に小さいので、シャブコンといった流し込みやすい生コンを入れるケースがあります。
くれぐれもコンクリートや塗料の中で何かしらの物体をしゃぶしゃぶ・・・とくぐららせる程度に煮る行為ではないのでご注意を!