「欠陥住宅ではないか」
「いつごろ、どこに、いくらくらいのお金がかかるのか」
「あと何年くらいもつのか」
「マイホームは一生に一度か二度の高い買い物だけに失敗したくない」と誰しも思うもの。手に入れたわが家が「欠陥住宅」だったなんてことは避けたいものの、専門知識がないので見分けるのが難しいといったニーズに応えて、急速に広がっているのがホームインスペクションです。
費用をかけてでもプロの目による安心・安全を得たいという人は増え続けています。
ホームインスペクションは住宅診断や建物検査などともいわれ、住宅に精通した建築士やホームインスペクター(住宅診断士)が、住宅の劣化状況について調査を行い、欠陥の有無や補修すべき箇所、その時期などを客観的に診断しアドバイスを行う専門業務です。
住宅の購入前や、ご自宅の売り出し前にホームインスペクションを行うことで、建物のコンディションを把握し、安心して取引を行うことができるのです。
ホームインスペクションの診断の方法は、比較的短時間に目視で可能な範囲で行う「一次診断」で、外壁や基礎に不具合の兆候は見られないか、室内に雨漏りの形跡はないかなどを確認し、建物のコンディションを診断依頼者に説明します。ホームインスペクションの費用は、目視による標準的な診断で、5万~8万円程度が一般的です。