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第5回
材木の違いと樹種の違い
木造と一口に言っても、主要構造部が木(材木)でできているということであり、材木にもいろいろな種類があるのです。樹種、材木の乾燥度、製造法による違いなどがあります。
昔から家を建てるなら“地のものを”とよくいわれます。その土地で育った樹木を建物に使用するのがよいという意味ですが、その土地の気候風土に適した材料はその土地で育ったものという意味と地産地消の意味があるのだと思います。現在わが国では林業が衰退しており、地産地消は難しく市場に流通している材木の約8割は外国産なのです。それでは、わが国には木材がないのかといえば、実は余っているくらいあり、森に温存されているのです。しかし、林業業者は、切り出す費用に植林費用を加えると赤字になってしまうという現実があるのです。外国産は植林しない分費用が安く済むということのようです。
一般的には、柱をはじめ根太・野縁と呼ばれる下地材はスギで、梁などはベイマツが一般的です。安いものではツガが使用されますが、曲げ強度が必要とされる梁にはベイマツを使用するのが一般的です。土台には、スギ・ヒノキ・ヒバなどが使用されていますが、防腐剤の注入されたツガの注入土台も多く使用されています。
昔から家を建てるなら“地のものを”とよくいわれます。その土地で育った樹木を建物に使用するのがよいという意味ですが、その土地の気候風土に適した材料はその土地で育ったものという意味と地産地消の意味があるのだと思います。現在わが国では林業が衰退しており、地産地消は難しく市場に流通している材木の約8割は外国産なのです。それでは、わが国には木材がないのかといえば、実は余っているくらいあり、森に温存されているのです。しかし、林業業者は、切り出す費用に植林費用を加えると赤字になってしまうという現実があるのです。外国産は植林しない分費用が安く済むということのようです。
一般的には、柱をはじめ根太・野縁と呼ばれる下地材はスギで、梁などはベイマツが一般的です。安いものではツガが使用されますが、曲げ強度が必要とされる梁にはベイマツを使用するのが一般的です。土台には、スギ・ヒノキ・ヒバなどが使用されていますが、防腐剤の注入されたツガの注入土台も多く使用されています。