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- 第28回阪神大震災以降変わった耐震基準(木造)
第28回
阪神大震災以降変わった耐震基準(木造)
木造建物については平成12年(2000年)に大幅な改訂が行われています。耐震基準の改正の歴史では、筋交いなどの入った壁(耐震壁)の必要長さの規定が改正毎に大きくなり、この基準をみたせば基本的にはよかったのです。しかし、2000年の改正では、耐震壁の長さの基準を満たせばよいのだけではなく、耐震壁をバランスよく配置しなければいけないことになりました。また地盤の調査も必修事項となったほか、柱や梁の継ぎ手などに規定の金物を使用しなければならない、など大幅な改訂が行われています。そのため、木造建物では平成12年以前の建物と以降のものとは耐震性能が大幅に性能アップしていることも知っておくとよいでしょう。