賃貸住宅「再生術」⑪
賃貸住宅「再生術」⑪ 集合住宅の共用部の廊下について 災害時の安全性について考えてみましょう。外廊下と内廊下で一番安全性に差が出るのは火災が発生した場合です。地震が起きた際の火災の発生が考えられます。過去にあった雑居ビル火災事故では避難経路の確保や必要なシステムが無かったために大惨事に至ったケースも少なくありません。火災では炎だけでなく煙が充満する事にも恐さがあります。いざという時必要な避難経路が物で塞がれているということが無いよう定期的な検査が必要です。また、外廊下は避難経路が外に取れて煙が屋外に自然排出されますが、内廊下の対策としては排煙設備の他、病院などに採用されている加圧防炎設備などの充分な機械設備を設けるようにしておきたいものです。