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第38回

ずぶなま

 建築業界にはいろいろな隠語がありますが、中でも工事現場などでよく耳にするものには、木材に関するものが数多くあります。

 たとえば「ずぶなま」。これは、木材が乾燥されていない生木の状態のこと。木材に含まれている水分の比率を示す含水率は、木材が強度を発現する重要な要因ですが、これが低ければ、木材が乾燥しているということなので強度が高くなります。逆に含水率が高いと、水を多く含んでいるので腐りやすくなります。一般的には10~13%程度のものがもっとも強いと言われており、それが20%以上にまで上がると強度は下がり、木材腐朽菌やシロアリ発生の可能性も大きいといいます。
 つまり、「ずぶなま」の木材を使うと“割れ”や腐朽などの不具合が生じるなど、施工後の強度低下を避けることはできないということになります。
他に、木材の“寸法”を示した用語もあります。「インゴ」という隠語は、1寸5分=45mmの角材を示し、50mm角は「インナ」、40mm角の「インサン」などがあります。
 
 隠語はもともと地方性が強く、同じ用語でも地方によって意味が異なる場合がありますが、もともとは、昔の工事現場で流れ者の大工さんなどを差別するために用いられたものなんですね。
 「げんちゃん」と呼ばれる、一見人の名前のようなこの呼び名は、いわゆる“やっつけ仕事”を意味します。地方によっては「げんぞう」とも呼びますが、単発の現場を渡り歩く職人さんの中には、手抜き工事をする人も多くいたのでしょうかね。

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