あなたのこだわりをカタチにするために、各専門スタッフが強力にサポート! こだわり不動産って?
こだわり不動産.comがこだわりの中古物件をお勧めする本当の理由をご説明しています。 こだわりストーリー
こだわりチェックリストをチェックして送信いただければ、こだわりをカタチにできる中古物件をご提案します。(無料) こだわり中古物件を探す
業界専用サイトを使って、デザインのプロのアドバイスを受けながら、中古物件を探すことができます。(無料) ご来店予約
お探しの物件の耐震性能や、住居環境などをお調べします。 インスペクション依頼・問合せ
住まいやお部屋の リフォームを承ります。 リフォーム依頼・問合せ

物件売却相談

イベント&物件情報を受け取る

建築のトリビア

第30回

勝手

近頃の住宅では、防犯上の理由からかあまり使われなくなってしまった「勝手口」。
表の「玄関」に対して、台所などの家事のために使用される裏口をこう呼びますが、昔はここから御用聞きを迎えたり、ご近所さんとのコミュニケーションにもひと役買ったそうです。
現在もゴミを出したり、食料品や暖房用の燃料を搬入したりとあれば何かと便利な設備といえますが、そもそもなぜ「勝手口」と呼ぶのでしょう?
まず、「勝手」とは台所のこと。
「勝つ」「手」というのは、実は弓道からきている言葉で、一般的に弓を持つ左手を「押手(おしで・おして)」と呼ぶのに対し、右手は弦をかけて引っ張り耐える(=勝)ので「勝手」と言います。
左手に比べると多少自由が利く方の手として呼ばれたことから、「自由が利く(勝手が利く)」という意味でも使われるようになりました。
さらに、昔は女性が自由に使えたのは台所と裏口だけ。だから「勝手」「勝手口」と呼ぶようになったのです。また、江戸幕府では台所(経済)をあずかる役所を勝手方と呼び、政務の公事方と区別していました。

建築用語で「勝手」といえば、やはり自由や任意の意味で、「一定寸法より過ぎている状態」を指します。
「勝手に切る」とは、材料など正確さをあまり気にせず切ること、「仕勝手」とは、(施工・工事などを)しやすいようにすること…などがあります。

今や住まいの中でリビングと同様、中心的な存在になっているキッチン(勝手)。昔のような裏方なイメージは全くありませんよね。

Topics

トピック一覧へ

建築知識

建築のトリビア