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第11回

なまこ壁

なまこ壁とは、外壁の一つの様式のことです。
土蔵の腰に好んで使われますが、その始まりは江戸時代初期、武家屋敷の長屋や長屋門の壁で大名屋敷や城壁、民家にも見られます。
平たい瓦を竹釘で打ちつけ、瓦と瓦の間の目地を漆喰でかまぼこ型に盛り上げて塗りますがその漆喰部分がなまこに似ているためこの名が付きました。
建物を風雨から守るための工法で、風の強い海辺の地域にも適していますが、防火・保温・防湿・防虫などの効果もあり、盗難予防にもなるため土蔵に用いられることが多かったようです。
一番良く見られるのは四半形と呼ばれるひし形のパターンですが、いも張りや馬乗り張りのほか、亀甲、松皮菱、七宝など匠の技を感じさせる美しい模様があります。
日本の伝統美であるこの工法。明治時代から昭和初期までは多く見られましたが、残念なことに昭和30年ころを境に姿を消していきました。
それでも日本の各地で保存運動をするところがあったり、以前放送されていたドラマ「世界の中心で愛をさけぶ」のロケにつかわれたりと注目されつつあります。
実際、瓦の濃い色と真っ白な漆喰の対比は美しいだけでなくモダンな印象さえ受けますし、「目地のほうが浮き出ている」というのも面白いと思いませんか?!
なまこに似ているかどうかはともかく、大切にしていきたい日本の建築技術です。

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