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建築のトリビア

第15回

さる?!

建具の錠、たとえば板戸などの戸締りの木製ロックシステムのことを「猿」と呼びます。
下に下げるものを「下げ猿」とか「落とし猿」といい、戸を閉めると自然に下方向にストンと落ちるようなものがあります。
上に上げるものを「上げ猿」左右方向の木は「横猿」と呼びます。
昔の戸袋に収まった雨戸はみなこのような方式でした。

その由来は 猿が手先が器用でつかんだ木の実を離さないところからきているようです。
このような猿をつけた戸の事を「猿戸」と呼び、京都の町家などでよく見られるのが玄関の脇などにある腰をかがめて入るくらいの小さなくぐり戸。上は鴨居に差込み、下は敷居に差し込むようになっています。庭などに取り付けられた左右方向に差し込む猿をつけた簡易の扉のことも「猿戸」と呼びます。
昔は家の中でも、離れの入り口や台所の入り口などいたるところに取り付けられていました。
キーがいらずに手軽で外からはあけにくい、意外にすぐれた防犯設備なのかもしれません。

このほか木材の欠点で、
木の皮の一部が幹の中に入り込んでしまっているものを「猿喰み」と言ったり、
庇や塀の板屋根に瓦棒状に取り付けた五角形の木を「猿頭」。
矩形断面の側面を45度よりも急勾配でそぎ落とした面の事を「猿頬面」と呼びます。

猿頭と猿頬面は見た目から来ているようですが、いずれにしろ建築の世界では意外と人気者の猿でした♪

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