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建築のトリビア

第24回

うだつ

なんていわれたら世のお父さん方はがっかりですよね。
この「うだつ」も建築用語です。
なぜこのように使われるようになったかには二つの説があります。

一つは平安時代には「うだち」(宇立)とよばれ、梁の上に立てられる束柱の事をいいました。家を支える重要な役割をしていたことから棟上の事を「うだちを上げる」と言っていましたが、常に屋根に頭を抑えられていますので、文字通り頭の上がらない状態を、用法を転じてこういうようになったというもの。
もう一つは、「うだち」がそののち「うだつ」(卯建)と呼ばれ、屋根の両端を一段高くして切妻屋根の隣家との境に、火災による類焼を防ぐために作られた防火壁の事をいうになったのですが、これを作るにはお金がかかり、裕福な家しか作ることができなかったため、これを作れない家の主をこう呼ぶようになったとか。

この「うだつ」。
だんだん防火の目的より装飾的な意味に重きが置かれるようになり、関西地方では財力をアピールするために作られ、新たに建てるときは隣の家より高く上げて競ったりしたそうですよ。

どちらにしてもありがたくない使われ方ですが、二つ目の袖壁の残る町並みは今では少なくなり、徳島県美馬市や岐阜県美濃市など地域の象徴的な存在として保存に努めているところもあるほど昔の風情を残した美しいものです。
こうしてみると確かにうだつのあがる家は立派かも…?!

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