第25回
フラッシュ!

最近では、パソコンの普及もあり、もしかするとMacromedia社(現Adobe社)が開発した、音声やベクターグラフィックスのアニメーションを組み合わせてWebコンテンツを作成するソフトの“Flash”を思い浮かべる方も、多くいらっしゃるかもしれません。

ここでいうフラッシュは、“flush”と書き、表面が平らなパネルのことをいいます。主に、木枠の両面に合板を接着して板を作り、両側面の板との間に空洞ができる構造のことを指し、フラッシュ構造(枠芯構造とも言う)と呼びます。
この構造は、軽くて丈夫なパネルができることと、材料費が安くできることから家具、建具などに多く適用されています。
家具や建具の構造には、他にも“むく板”、“ハニカムコア構造”、“ランバーコア構造”、“パーティクルボード”、“積層合板”など様々あり、用途・材料費などを踏まえて、使い分けられています。