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建築のトリビア

第62回

“亀腹”

お寺でよくみかける亀腹(かめばら)って、知っていますか?亀の甲羅ではなく亀のお腹の部分。おそらく白くて丸みをおびていて・・・・。そう、建築物の基礎部分や鳥居の柱脚部などに用いられるのですが、“白くふっくらとした饅頭のように盛った部分”をいうんです。(写真上)寺社建築などで、本堂の床下の部分などによくみられるのですが、土盛りをして斜面をまるく曲線に固めた部分をさします。境内の地盤面より本堂の床下を上げる。そのためには土盛りが必要ですが、本堂の廻りまで上げてしまったのものを、建築用語では基壇(きだん)といい(写真右上)その簡略型が亀腹ともいわれています。
亀腹を設けた理由として、昔は寺社本堂の柱を石の上に立てており、その石を少しでも高く上げて水はけをよくしようとしました。湿気を防ぐ工夫として用いられたのですね。基礎の保護としての役目をもち、また床面を美しくみせるためもあったといわれます。昔の亀腹はたたきで造りましたが、現在はコンクリート製が主です。仕上げは、今も昔と同じ漆喰などで白く塗られることが多いようです。
 平安時代は、鎖国を迎え「和様化」が進んだ時代でしたが、建築においてもその時代に現在の日本建築の基礎が確立されました。『時が進むにつれ次第に勾配がきつくなっていった』という特徴を見せるこの“亀のお腹”の曲線ですが、この亀腹(かめばら)もそうした「和様化」の表れのひとつといわれています。  

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