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第54回

しのぎを削る

ライバル同士が激しく互角に戦っている様子を「しのぎを削る」と言いますが、もともと、両側から同じ角度で同じ長さを削った刀の背の部分、刀の刃と峰との境の稜を高くしたところを表す言葉で、この部分が削り落ちるほど激しく戦う様子を表した慣用句です。
 この場合のしのぎは「鎬」と書きます。よく「苦しみに耐えてなんとか切り抜ける」という意味の「凌」という字を使って「凌ぎを削る」と表記されていることがありますがこれは誤り。
 建築の世界では山形に削った形のことを言い、例えば棟木を屋根のこう配に合わせて山形に削ることを表す時などの大工用語となっています。
しのぎ状に削る場合に、ぴったりと隙間なくあわせるためには、片方を少しでも削りすぎてしまうと反対側もまた削って調整をしなければならなくなります。
 これが転じて双方が互角に戦うという意味として使われるようになったとも言われています。 
 細かい納まりまできっちり仕上げる大工さんたちは、みな現場に飛び込み、お互い切磋琢磨して実践で技を磨いていく職人です。
 しのぎの部分だけでなくても自分の腕一本で生きていく、まさに鎬を削る実力勝負の世界ですね。
 
 

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